進研ゼミ小学生講座/チャレンジタッチの学習内容のひとつにプログラミング学習があります。
この記事では、発達障害の特性をもつ小学5年生/小学3年生の子供たちが学習している、チャレンジタッチのプログラミングの特徴と感想をまとめます。
まず、チャレンジタッチの学習内容は以下の通りです。
小学3年生以上の学習内容は5科目に加え、赤ペン先生の添削や学力診断テスト、プログラミングなどの学習が可能です。(小学1~2年生は国語・算数・英語の3科目)
フルで利用されているご家庭もあると思いますが、我が家では5科目の学習と、赤ペン先生と全国診断テスト、そしてプログラミングを中心に利用しています。
息子たちは毎日15分のレッスンが終わったら、プログラミングなどのゲームをしてよいことになっています。
チャレンジタッチにプログラミング学習があることに安心していましたが、最近
「実際、チャレンジタッチのプログラミングの内容ってどうなの!?」
「チャレンジタッチとは別でプログラミング教室に通わせた方がいいかも…」
と気になっています。
発達障害の特性を持つ子供たちには、将来プログラミングのプロとして働く選択肢があったほうがいいのではと考え始め、現在の学習状況が気にはじめました。
それでは、まずチャレンジタッチのプログラミングの内容についてまとめます。
チャレンジタッチのプログラミングはどんな内容?
チャレンジタッチのプログラミングは小学校の学習指導要領に基づいて構成されています。
小学校のプログラミング教育の目的は?
プログラミングの授業ってプログラミング言語やエンジニアになるためのスキルの習得じゃないの?
残念、違います!小学生のプログラミングの目的は「プログラミング的思考の育成」です。
ちなみに「プログラミング」という授業はほとんどありません。
「プログラミング的思考の育成」…???
問題や課題を解決する力を身につける、ということですよ。
小学校で「プログラミング」という授業が始まるとばかり思っていましたが、そうではなく、各教科の授業の中で、プログラミング的思考を身につける学びを繰り返しているそうです。
そんな小学校の学習指導要領に基づいたチャレンジタッチのプログラミングとはどんなものなのでしょうか。
チャレンジタッチのプログラミングの特徴は?
進研ゼミ小学生講座のホームページには
新学習指導要領で求められている「目的をもって、手順を考え、その先の手順を見直すことで課題を解決する」論理的思考力が身につきます。
https://sho.benesse.co.jp/cp/program/#anc01
と書かれています。
現在子供たちが主にやっているのは、Scratch(スクラッチ)と言われる子供たちでも簡単にできるプログラミング学習です。
スクラッチってなに?
指示の書いてあるブロックを順番に組み合わせてプログラミングするビジュアルプログラミングのひとつです。例えばあらかじめ準備されている「繰り返す」「5歩動かす」「3秒まつ」などのブロックを組み合わせてプログラミングします。
プログラミングと言えば複雑なコードをキーボードで入力していくイメージでしたが、スクラッチは指示の書かれているブロックを組み合わせることで難しいコードと同じ意味を持たせることができ、子供でもできるプログラミングです。
小学3年生のプログラミング内容はこんな感じです☟
チャレンジタッチには有料プログラミングもある!
これまで紹介したものは、チャレンジタッチを申し込めば無料でできるプログラミングでした。
さらに最近有料のプログラミング講座が登場しています。
学校の学びを超えた「プログラミング的思考」でひとつ上の「問題解決力」を。
進研ゼミ小学生講座HPより
ホームページでは内容がわからなかったので問い合わせしてみました。
有料と無料のプログラミングの違いは、選択できる指示ブロックの数、とのこと。
無料のプログラミングには、条件にあった指示ブロックのみが準備されています。
一方、有料のプログラミングには、条件にあわない一見関係ない指示ブロックも多数準備されていて、選択の幅が広がるため、決められた筋道だけでなく自由にプログラミングを楽しむことができるようです。
レベルは1~4までで内容は
レベル1: 「ももたろう」の物語を作る→設定された動きをプログラミング する
レベル2:ゲームを作る→キャラや場面を自分で決めて設定できる
レベル3:身近なもの(冷蔵庫/テレビなど)の仕組みを理解してプログラミングする
レベル4:身近な社会問題をテーマに問題解決に取り組むプログラミングをする
内容的には面白そうだけど、無料版の延長みたい。
追加受講費は
受講費 | |
---|---|
1年分一括支払い | 2,900円/月(総額34,800円) |
半年分一括支払い | 3,300円/月(総額19,800円) |
毎月支払い | 3,480円/月 |
チャレンジタッチのプログラミング学習の感想
子供たちにチャレンジタッチのプログラミングについて質問してみました。
チャレンジタッチのプログラミングって面白い?
面白いよ~
全然面白くない
なんで面白い?/面白くない?
結構難しいけどね、自分で作ったゲームで遊べるんよ!それが面白いよ。
今は基本ばっかりでゲームがないけん面白くないけど、長男ちゃんくらいになったらゲームで遊べるんよ。それまでは基本をせなやけんあんまり面白くない。
チャレンジのプログラミング、1日どのくらいやりよる?
え~っとね~、けっこうやりよるよ。
自分のは2,3回やって長男ちゃんのやらせてもらいよる。
長男と次男で感想が全く違いました。
私も二人の内容を見てみて、小学三年生の次男が言う通り、低学年は基本的なことの繰り返しで、小学5年生の長男の内容に比べると「面白くない」と感じるだろうな、と思います。
次男は面白くないなりにまず基本を練習しないといけないことは薄々理解しているようで、自分のプログラミングの講座をこなしつつ、長男のチャレンジタッチを時々借りて小学5年生のプログラミングをやらせてもらっています。
長男は「ちょっと難しい」レベルが面白いと感じているようで、目を輝かせてチャレンジタッチのプログラミングについて説明してくれました(笑)
長男は今の内容に満足している様子。次男は今は面白くないけど、いずれ面白いゲームが作れるようになるから仕方ない、といった様子でした。
まとめ
発達障害の特性を持つ子供たちのプログラミング教育を強化すべきかどうか迷っているため、現状取り組んでいる学校でのプログラミングと進研ゼミ小学生講座/チャレンジタッチのプログラミング内容についてまとめてみました。
私は若干大人の発達障害気味なので、会社員として働く息苦しさを感じる職場がありました。
私は子供たちの発達障害と向き合うまで、自分に生きにくさがあったことに気付きませんでしたが、特性に気付いて工夫すると断然生活しやすくなりました。
幸い周りの環境にも恵まれたおかげで、子供たちの特性と対策をそれなりに理解できています。
自分が遠回りして苦労したぶん余計に発達障害の特性にあった技術を子供の時から身につけておけたら…と親心でつい先回りしたくなります。
今回のプログラミングもそんなわけで
「こだわりが強いから、将来はオフィスより在宅で仕事できる職業のほうがよいのでは」
「落ち着きがないけど、ゲームは集中できるから、Webやアプリ開発の仕事につかたら幸せになれるのでは」
なんて思っています。
子供たちには全くその気はないのですが…。
話がそれてしまいましたが、チャレンジタッチのプログラミング学習、我が家では二人ともそれなりに楽しんで取り組めています。
有料も迷いますが、無料版の延長のようなので、それなら違うアプローチでプログラミングを習わせたいと思っています。
発達障害の子供たちの習い事、いろいろ気を遣うことが多くて神経を使うのですが、よさそうなところがあれば行かせてみたいです。
その時はこのブログで紹介します!
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