グレーだけど通級に行きたい!
軽度発達障害で見た目はグレーゾーンの次男が小学1年生の時に切実に感じました。
小学校入学前の就学相談では通級に入れなかった次男は、集団生活ではとっても”おりこう”で、わかりやすい問題行動をとるタイプではありません。
そんな子が通級などの支援が必要な理由と、グレー気味な子が通級に入るための対策をご紹介します。
コノ記事デ ワカルコト
✓集団生活に問題ないように見える子でも通級が必要な理由
✓グレー気味な子が通級に入るために行った対策
2年生から通級に通うことができ落ち着きました
学校では普通に見えるけど通級が必要な理由
学校などの集団生活で目立った問題行動がないだけでなく、逆に聞き分けのよい”おりこう”タイプの次男になぜ通級が必要だと感じたのか、その理由は、小学校入学以来、日に日に不安が増していたからです。
通級などの支援が必要なタイプは2タイプあります。
通級ナドノ 支援ガ 必要ナ タイプ ☟
・集団にはいると問題視される行動が目立つタイプ
周囲とトラブルになったり、本人も困っている
・集団に入っても上手くいっているように見えるけど、実は不安が強いタイプ
頑張りすぎることによって、その後に問題が出てくることがある
次男は不安が強いタイプで、過剰適応気味なので気を付けるよう主治医から言われています
頑張りすぎていたり不安が強いと、心のバランスが乱れてしまい、不登校や自傷行為、家庭内暴力につながる可能性もあるそうです。
家庭で不安を取り除くことができればよいのですが、幼いこともあり不安の原因を言葉にすることができないので、私もしっかり理解してあげられず…。
集団生活でも困りごとがあるように見えないので、頑張りすぎている事柄を見つけ出すことができませんでした
不安要素を見つけて取り除き、頑張りすぎずに学校で生活するために通級などの支援が必要でした。
手続キハ、担任ノ先生ヘ 「来年度通級を希望する」旨ヲ伝エルト 学校カラ ソノ後ノ 指示ガ アリマス
私は1学期に担任の先生へ伝え→夏休みに入ってすぐ担任と教頭先生との面談があり→その後発達相談のお知らせが届き→次男と二人で発達相談会へ参加→結果連絡、という流れでした
グレーゾーンな子が通級に入るための対策
次男にはさほど通級が必要だと思っていなかった私は、入学前の就学相談ではたいした準備をしていませんでした。
見た目は”普通”の次男は、就学相談で通級が必要ないと判断されました
当然の判断だと思います。
私はその当時、次男がなぜ支援が必要なのかをしっかり理解できていなかったので、相談会の時に通級の必要性を伝えることができていませんでした。
集団生活が苦手そうなわかりやすい長男のような子は、保護者の口添えがなくとも支援の必要性は一目瞭然ですが、グレーな子は保護者の理解と口添えが必須です。
そこで2回目の発達相談では事前に伝えることを整理するなどの準備をしていきました。
その時重視したポイントは☟
入学前との明らかな違いや、退化している行動
例えば
・保育園では先生がいてもいなくても関係なかったのに、先生について回るほど不安が強い
・保育園では元気すぎて席に座っていることは少なかったのに、今はじっと席に座っている
・登校前に学校に行きたくないと泣いたり、夜眠れないことがある(入学前はなかった)
・気持ちを落ち着かせるために、安心する衣類が手放せなくなった
これは例の一部ですが、小学校に入学して様子が変わったことを具体的な例を挙げて、不安が行動に表れていることを伝えました。
さらに、私だけではその不安を理解して払拭してあげることができないため、専門家のサポートが必要だということを伝えました。
ちょっとした対策ですが、準備していくとスムーズに話が進み、支援の必要性を理解してもらえました
まとめ
軽度発達障害でグレーゾーンに見える子が通級指導教室に行く理由と、通級に入るための対策をご紹介しました。
この記事をまとめると以下の通りです☟
・グレーだけど通級に行く理由
頑張りすぎや不安を理解し、不安を取り除く手伝いや頑張りすぎないためのサポートが必要だから
・通級に入るための対策
発達相談会で子供の退化している行動を具体的に説明できるよう準備すること
幸い次男はこの発達相談会の結果、2年生から通級に週1回通っています。
通級の先生や周りの方のおかげで、学校への行き渋りや退化した行動は見られなくなりました。
頑張りすぎや不安が完全に払拭されているわけではないので、引き続きサポートは必要な状態ですが、いい感じで成長できています。
子育ての心配事も相談にのってもらえ、親子でサポートしてもらっています。
スクールカウンセラーの先生と相談できる機会もありますが、子供と定期的に接して子供の現状をリアルタイムで理解してくれている人と話すのでは、解決度も安心感も全く違います。
次男の特性をだんだん理解できてきましたが、もう少し通級の先生にお世話になる予定でいます
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