発達障害の特性を持つ息子たちの苦手なことがまた一つ克服されました!
今回は映画館です。
小学6年生の長男は大きな音や閉鎖空間が大の苦手。
その代表的な場所である映画館には近寄ろうともしませんでした。
それがなぜ克服できたのか…?
苦手だった映画館を克服できた理由!
長男がやっと映画館デビューできました。
大きな音、暗い場所、閉鎖的な空間が苦手な彼は、「映画は見たいけど映画館へ行きたくない」と小学6年生まで映画館で映画を見ることを頑なに拒否していました。
そんな彼が映画館を克服できた理由は入場特典です。
映画を見たらもらえるカードが欲しいから映画館に行くことにしたよ。
「入場特典が欲しかったから映画館へ行くことにした」そうです。
またもたいしたことない理由でスミマセン…。
でも彼らの苦手克服の理由ってたいていこんな大したことない理由が多いような気がします。
長男の映画館デビュー作品は『ドラゴンボール超スーパーヒーロー』。
以前から放課後等デイサービスでドラゴンボールのカード収集が流行っていて、息子達もお小遣いでカードを購入したり、夫にゲームセンターへ連れて行ってもらったりして、ドラゴンボールのカードゲームに息子達はハマりまくっています。
そんななか、映画『ドラゴンボール超スーパーヒーロー』でカードがもらえると知った長男は、すんなり苦手な映画館をクリアしました。
苦手を克服するためには…といろいろ試行錯誤していましたが、結局本人の気持ちの切替ができるかどうか。克服できるときは「なんでこんなことで!?」と思わされることばかりです。
好きなことが苦手を克服してくれる!
どんなに周りの大人が頑張っても克服できなかった苦手なことを子供の気持ち一つで克服できた時、昔主治医がくれた言葉をいつも思い出します。
「苦手なことを無理矢理させる必要はない。好きな事をしていたらそのうち”好き”が”苦手”を引っ張ってくれるから大丈夫。」
出来ない事ばかりに目を向けてしまっていた時、主治医がかけてくれた言葉です。
「好きが苦手をひっぱる」から苦手な事を無理にさせずに好きな事を楽しくやらせてあげていたらそれでいい。
自然に苦手な事を克服できるようになるから大丈夫。
その言葉が今よくわかります。
「カード収集なんて」と若干冷ややかな目で見ていた私でしたが、この好きな事のおかげで苦手がまたひとつ克服され、長男の自信につながりました。
一見、子供のためにならなさそうなことも一概にそうとは言えないことがよくわかりました。
個人的に私はゲームセンターが苦手で子供をゲームセンターへ連れていくことに抵抗があるので、子供をゲームセンターに連れて行く夫に冷たい視線を送っていた時期がありました。
しかも、大きな音が苦手な息子達があんなに大きな音をさせる場所にいられるわけがないと思っていたのに、自分のやりたいゲームをやるためならあの場所にいれるようになるなんて驚きでした。
夢中になれることをひとつ見つけるごとに彼らの世界が徐々に広がっているように見えてきました。
パニックになるほど怖がっていた船も、漫画『ワンピース』のおかげで乗れるようになりました。
彼らにとって無駄な事ってないのかもしれません。
まとめ
発達障害の特性を持つ息子の苦手克服について、今回はなぜ映画館のような場所を克服できたのか、そのきっかけについてご紹介しました。
親としてつい「出来ない事を出来るようになってほしい」と思ってしまいますが、好きな事を存分にさせることが彼らの成長のかなめなのかな、と最近実感することが増えています。
今の長男の興味は任天堂switchのゲーム「マインクラフト」とドラゴンボールのカードゲームです。
読書や勉強をしてほしいところではありますが、この”好き”が今後花開くことを願って見守っているところです。
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