小学校入学してまもなく発覚した「上履きを履かない」問題についてご紹介します。
現在小学5年生の自閉スペクトラム障害の診断をされている長男、小学校へ入学して間もなくこの指摘を受けました。
長男君、上履きが苦手なようで上書きが履けません。
保育園でも上履きを使っていましたが、基本的にはだし保育だったので、上履きについてはノーマークでした。
実は上履きが苦手だったようです。
靴下が無茶苦茶汚いし、すぐ破れると思ったら…そういうことだったんですね(;^_^A
この記事では、発達障害の特性をもつ子供の、学校で「上履きを履かない」問題について解決法とその後の状況をご紹介します。
コノ記事デ ワカルコト
✓上履きが苦手な子の対応
✓上履きが苦手な理由
✓上履きを履かない場合の学校の配慮
上履きを履かない理由
発達障害の子には長男以外にも上履きが苦手で履かない子がいるようです。
長男になぜ上履きを履かないのか聞いてみました。
親指がねギュッとなるのがイヤなん。
足の指が自由に出来ないことが気持ちが悪い、ということがわかりました。
そういえば、運動靴もつま先が自由に動くものしか履きません。
保育園時代の運動靴はマジックテープタイプのニューバランスを主に履いていました。
超絶不器用な子にはニューバランスの靴、すごくいいのですが、つま先が締め付けられないのも好んで履いた理由のひとつだったようです。
靴下も締め付けられるような気がしますが、実際どうなのか聞いてみました。
保育園のときは靴下イヤやったけど、今は大丈夫になった
長男の言う通り、保育園の帰りは靴下を履かず、はだしにスニーカースタイルで帰っていました。
保育園での習慣でそうしているのかと思っていましたが、実は靴下もイヤな時期があったことがわかりました。
【上靴を履かない理由】
・足の指がが自由に動かせないから
・つま先を圧迫されるのが不快だから
・靴下も苦手な時期もある
上履きを履かない問題の対処法!
上履きを履かない問題、たいした問題ではないのですが、やはり対処が必要です。
まず長男に上履きを履かない理由を確認したので、次になぜ上履きを履かなければならないかを説明しました。
上履きはなんで履かないといけないと思う?
足が汚れるから
そうね、足が汚れるね。トイレに行く時上履きを履いてなかったら、足におしっことかついて汚いよね。
それはイヤだ(>_<)
押しピンとか落ちとって踏むかもしれんよ。
まぁ押しピンくらいなら…別に…
靴下がすぐ穴があいてしまうよ。
興味のないことには集中して話をしてくれないので、3つくらい具体的に説明して様子を見ましたが、さほど効果はありませんでした。
何度か声をかければ上履きを履いてくれることもあるのですが…まだトイレも靴下で行くこともあるみたいです…
上履きを履かない子への学校の配慮
学校では上履きを絶対に使わないといけないと思っていたので、とにかくトイレと移動教室の時だけは上履きを履くように長男に何度も伝えていました。
「汚いからイヤ」より上履きの不快さと、その都度履く面倒臭さのほうが上回っていたようで、この声掛けはほとんど効果なく、上履きを履かない状態は続きました。
幸いケガはなかったので、帰宅したら抱っこしてお風呂へ連れて行き足を洗い、靴下は毎月何足か買い替える生活をしていましたが、そんな時先生から提案がありました。
長男君、上履きが履けないので何か履けるものを準備してもらうことはできませんか?
上履きではなく、長男の履けるスリッパや靴で代用してはどうか、と提案してもらいました。
ムリに不快な上履きを履かなくても、長男君が大丈夫なもので学校生活を送ったほうがいいと思うんです。校長にも許可は取っています。
やっぱり靴下では衛生的にも安全面も心配なので…どうでしょうか?
目から鱗のありがたい提案でした。
すぐに靴屋さんへ、長男と相談しながらスポーツサンダルを購入しました。
これは1年生の問題行動だったのですが、5年生になった今でもスポーツサンダルで学校生活を送っています。
金具のないゴム製のサンダルなら脱ぎ履きもしやすいので、このタイプを使っています☟
クロックス サンダル レディース ライトライド ストレッチサンダル crocs LiteRide Stretch Sandal 206081 ブラック スポーツサンダル アウトドア 靴
体育用に上履き専用スニーカーも持たせています。
上履きをスポーツサンダルに変えてから、靴を脱ぐことを全くしなくなった、と先生から報告いただき、もちろん今でも脱ぐことはありません。
上履きが履けないのなら履けるもので代用すればよい!
まとめ
小1の時の問題行動、上履きを履かない問題について解決法とその後の状況についてまとめました。
長男が1年生の時の担任の先生は発達障害の知識が豊富な方で、小1の壁にぶち当たるたびにいろいろ相談にのってもらいました。
「学校では上履きを履かなければならない」から頑張って履かせるのではなく、上履きは衛生面と安全面で必要なものだから履く→だから衛生面と安全面に対応できる別のモノを準備すればよい、と教えてもらえたことで学校生活に対する考え方が少し変わりました。
どうしても学校のルールは守らせなければ!と頑張らせすぎてしまうのですが、学校のルールでも出来ない事を頑張らせても仕方ない、と考えられるようになった出来事でした。
「上履きが履けない」行為を「上履きをスポサンに変えれば履ける」という成功体験に変える事ができ、小さな自信が持てるようになったはず。
他の子と比べてしまうと、どうしても出来ない事が多いので、この小さな自信の積み重ねは彼らにとってとっても大切です。
もし靴下や上履きを驚くほど汚くして帰ってくるお子さんがいらしたら、履けない理由を聞いてみてください。ワガママではなく上履きが不快で履けないだけかもしれません。
コメント
小3でADHDと自閉スペクトラム症があります。上履き問題で悩んでいたときにメグミさんのブログを見つけました。すぐに脱いで失くしてしまうのでなかなか理解に苦しむことではありましたが、メグミさんのように何が理由なのか子供とはなしてみて解決出来ればと思います。
サナさん、初めまして(^^)
コメント、すごくうれしいです!ありがとうございます。
長男もすぐいろんなものが行方不明になるので、そのお悩みよ~くわかります!
上履きが苦手な子って意外と多いみたいですよね。
長男は来年中学生になるので中学校でも指定の上履きではなく、常時履いていられる上履きの代わりになるもので許可をもらえないか相談する予定です。
いろんな壁にぶつかりますが、ユニークな特性を存分に伸ばしてあげたいですよね!