発達障害児にあるあるの、同じ場所をくるくる回る理由についてまとめます。
長男を保育園にお迎えに行くとよく目にする光景がありました。
それはお友達が遊んでいる周りを、楽しそうにくるくる回る長男の姿です。
同じ場所をひたすらくるくる回っています。
当時この行動の理由が気になったので専門医に聞いたり調べたりしてみました。
コノ記事ハ以下ノ方向ケ デス
✓子供がくるくる回る理由が知りたい
✓子供が鉛筆や袖を噛むのが気になる
✓子供の落ち着きのなさが気になる
長男がいつからいつまでこの行動をしていたか、その時私はどんな工夫をしたのかについて紹介します!
子供のくるくる回る理由
子供たちが目的もなく同じ行動をするには何かしら理由があります。
ただ単にふざけてくるくる回っているわけではありません
このような行動は常同行動(常同行動障害)といわれるもので、発達障害や知的障害のある子どもの約15%に現れ、健常児にも約3%現れる症状です。
子供によって行動パターンは異なります。
うちの場合はくるくる回る、人の唇をひたすら触る、袖や名札をもぐもぐ噛む、でした。
この行動の理由はストレス、または脳の刺激不足です。
例えば、人が多い場所が苦手な小学生なら、全校集会などたくさんの人が一堂に集まる場所でこの行動が見られるかもしれません。
例えば、大きな音が苦手な子供の場合、駅やデパートなどこの行動が見られるかもしれません。
発達障害の特性を持つ人は人より過敏な部分があることが多く、それが原因で不安や緊張につながります。
苦手な刺激によるストレスによる不安や緊張を和らげるためにくるくる回るといった常同行動をとっている場合があります
またその子供にとって脳の刺激が少なすぎる場合もこの行動をとることがあります。
長男は揺れる刺激に鈍感で、揺れる刺激が脳に足りていなかったタイプでした
脳の刺激が足りない場合、それを満たすためにくるくる回ったり必要以上に飛び跳ねたりして刺激を満たます。
子供ってすごいですよね!ストレスを解消する方法や自分に足りない刺激を本能で感じて満たそうと行動してるんです!
やめさせなくていいの?
くるくる回り続けるなんて…やめさせたほうがいいんじゃないの?
私はやめさせる必要はないと思っています。
もちろん人や自分にけがをさせる可能性がある場所や、迷惑になる場合などはやめたほうがいいと思いますが、そうではなければ見守っていました。
人に迷惑をかけず、本人も危険でなければ、私はある程度見守っていました
必要な行動とはいえ、やっぱり人目が気になることありますよね。
くるくる回る以外に家庭でできる工夫は?
くるくる回る・何かをもぐもぐ噛むという行動、知らない人に見られるとちょっと気になってしまいます。
常同行動で補っている不足した刺激を与えるために日常でできることがたくさんあります。
【揺れる刺激を与えるために出来る事】
・公園でブランコにひたすら乗せる
・家庭用トランポリンを購入し好きなだけ飛び跳ねさせる
・バランスボールに一緒に座って揺れる(一人で出来るなら一人でも)
うちの初代トランポリンはアンパンマン。喜んで飛んでいました!今でもトランポリンとバランスボールは必要不可欠です。
【袖や鉛筆をもぐもぐ噛むかわりになる工夫】
・小さな氷のかけらを口に入れてあげる
・もぐもぐ噛んでもよいゴムのようなものを手首にはめてあげる
・鉛筆噛みは諦め、たくさん予備の鉛筆を用意する
ガムなど食べ物で代用しようとしましたが、ガムを服につけてしまったりして上手くいきませんでした
常同行動が頻繁になる時期は?
くるくる回る行動やもぐもぐがひどくなる時期があります。
それはストレスがかかる時期。
例えば運動会や発表会の練習時期になると頻繁になっていました。
ストレスが増えるほど頑張っている証拠です
常同行動はなくなるの?
常同行動は一般的に脳が発達すればなくなると言われています。
実際、このブログを書いてい現在、長男は小学5年生ですが、気になる常同行動はすっかりなくなりました。
お迎えに行くたびにくるくる回っていたのに。
1日で服の袖や裾がダメになるほどもぐもぐしていたのに。
筆箱のなかの鉛筆の先が筆になるほど鉛筆を噛んでいたのに、です。
くるくる回る行動は小学3年生ではやっていませんでした。鉛筆やメガネの柄をもぐもぐ噛むのは4年生半ばでやらなくなりました。
主治医に「大丈夫よ!脳が発達すればなくなるから。」と言われていましたが、本当にすっかりなくなってしまいました。
あの当時は信頼している主治医の言葉だったにも関わらず信じられませんでしたが…。
まとめ
この記事ではくるくる回る理由をテーマに常同行動についてまとめてみました。
他の子供たちと違う行動を頻繁にしていると不安になってしまいますよね。
私は自分が必要以上に怒りすぎて子供にストレスを与えているんじゃないかと不安でした
子供たちの行動には必ず理由があります。
それなら原因がわかれば理解でき解決できることもあるはず。
【くるくる回る理由】
・脳の刺激不足を補うため
・ストレスを緩和させるため
【家庭でできる工夫】
・ブランコに乗せる
・トランポリンやバランスボールを家庭に準備する
心配なことは忘れないように書きとめておいて、まとめて専門医に相談してみてくださいね。
その行動には脳の働きや環境改善のヒントになることが隠れています
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