通級指導教室のメリットとデメリット!通級ってホントに必要?

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通級指導教室のメリットとデメリットを、通級歴5年の管理人がご紹介します!

現在小5の長男はパッと見でわかりやすい発達障害タイプ、小3次男はグレーゾーンっぽいわかりにくいタイプ、それぞれ子供たちの通級の付き添いを週1回行っています。

管理人
管理人

管理人である私はワンオペ、フルタイム会社員です

通級指導教室などの支援が必要かどうか判断される就学相談、わかりやすく必要なタイプは支援を受けやすいのですが、グレーゾーンでわかりにくいタイプは保護者の口添えが必須です。

とはいえ、通級指導教室って具体的に何をするのかよくわからないから…必要かどうかわからない、と思われる方多いと思います。

管理人
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私もそう思ってました!

そこでこの記事では、通級指導教室に二人の子供を通わせている実体験をもとにメリット・デメリットと実際に行われた指導内容をご紹介します。

ぱんださん
ぱんださん

コノ記事デ ワカルコト

✓通級指導教室に通わせるメリット
✓通級指導教室に通うことでのデメリット
✓通級指導教室の指導内容(ASD・ADHDの場合)

通級指導教室のデメリット

まず通級指導教室のデメリットをまとめます。

子供たちが通っている福岡市の通級指導教室は週1回、決められた曜日時間に決められた学校で指導が行われます。

通級指導教室が設置されている学校は少ないので、ほとんどの方が他校から通級指導教室のある学校への移動が必要です。

保護者が学校の教室までお迎えに行き、通級指導教室へ連れて行き、子供の授業の様子を観察して面談をして連れて帰るまでが通級指導教室の付き添いの役目です。
※福岡市の場合の例です。市町村によって内容は異なります。

その条件でのデメリットは☟

【通級指導教室のデメリット】
・時間の確保と移動が大変
・担当の先生のスキルや相性により伸びしろが変わる
・通常学級の授業を抜けることになる(遅刻早退扱いにはなりません)
・授業を抜ける場合、クラスの注目を浴びる
・自分はクラスのみんなと違うことをしていると子供が気にする場合がある

通級に通わせている保護者同士での会話でも、「通級の付き添いのための時間確保が一番ネック」という話題が定期的に交わされます。

通級のために一旦仕事を辞めたというお母さんもいました。

管理人
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私も通級と子育てと仕事のことで悩みますが、なんとか仕事を続けています

先生はどなたも訓練や知識を備えた先生ばかりですが、なかにはやはり経験が浅い先生もいらっしゃいます。

管理人
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長男は1年生の時だけ経験の浅い先生だったので「わざわざ時間を割いて連れてくる意味あるのかな」と迷った時期がありました。

私としては、毎週仕事を抜けて子供のために時間を作っている分、その時間にかける思いの分は充実した時間にしたいのに…と葛藤していた時期がありました。

管理人
管理人

モヤモヤした1年を過ごしましたが、2年生以降とっても素敵な先生に出会うことができました。

また、子供が学校を抜けることを嫌がったり、クラスのみんなに注目されるのを嫌がるという話も聞きます。

その場合、通級指導教室の時間を工夫したり、クラス担任の先生からの声掛けを変えてもらうことが必要です。

管理人
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3~4年生くらいから周りの目を気にする子が増えるようです。通級は必要だけど本人が学校抜けるのを嫌がるから…と通級を卒業した子もいました。

通級指導教室のメリット

次に通級指導教室のメリットをまとめます。

私の子供たちにはデメリットよりメリットの方が断然大きいので通級を継続しています。

私が思う通級のメリットとは☟

【通級指導教室のメリット】
・困ったことを相談して早めに解決できる
・授業で出来なかった事を個別で指導してもらえ出来ることが増える
・クラス担任の先生との橋渡ししてもらえ、担任の先生にも特性を正しく理解し対応してもらえる
・子供の発達障害の特性を通級を通して正しく理解することができる
・通級に通っている他の保護者の方と情報交換ができる

私が感じる一番のメリットは、学校や学校以外の困りごとや気になることがあった時、毎週通級の先生と話ができるので、早急に解決することができることです。

管理人
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毎週通級の先生と話すことで、問題になる前に問題の芽を摘むことができています

特に心強いのは、進級時期。

発達障害の特性をもつ子供たちの中には、環境の変化により成長が退化することがあります。

管理人
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まさに長男がそのタイプ。前学年普通に出来ていたことが、新学年になると「なんで!?」と思うくらい出来なくなることが増えます(-_-;)

進級のせいで生じる学校での問題行動も通級の先生のおかげでストレス少な目で解決できています。

さらに新しいクラス担任の先生に、子供の特性を説明するとき”ワガママだ”と勘違いされてしまった時でも、通級の先生にフォローしてもらうことも可能です。

管理人
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通級の先生から説明してもらった方が担任の先生にスムーズに受け止めてもらえることもあります。

また、クラスのみんなと同じように出来ない事が多い場合、自分は出来ないから…と消極的になってしまうこともあると思います。

管理人
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次男はリコーダーが全く吹けませんでしたが、通級での指導のおかげでクラスのみんなと同じように出来るようになり、自信を取り戻していました。

宿題でもない出来ない事を親が練習させようと思ってもなかなか難しかったのですが、通級でなら、一度苦手克服ができると、「これも出来るようになりたい」と積極的に通級の先生に本人が相談するようになりました。

子供としっかり関わって理解してくれている人にいろんな困りごとの相談ができるので、私も子供に対する考え方や対処法を少しずつ学ばせてもらっています。

管理人
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通級の先生のおかげで発達障害児の母として成長できています

通級指導教室の指導内容

通級指導教室の指導内容は子供たちのその時の課題によって、通級の先生が準備されます。

例えば、「板書が苦手」「書字が苦手」な長男にはビジョントレーニングをやっているのをよく目にします。

ビジョントレーニングのために家で取り組んでいるワークはこちら☟

点つなぎもよくやっています☟

管理人
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長期休みは通級もお休みなので、コグトレとてんつなぎを家でもやらせてます

みんなと同じように出来ないことが自己評価を下げる傾向にある次男は、授業で出来なかったリコーダーや習字も個別指導してもらい、「みんなと同じくらいにできる」と自信をつけてもらっています。

息子たちは手先がかなり不器用なので、三角定規やコンパスの使い方も指導してもらっていました。

こんな小さなことの積み重ねが、少しずつ彼らの成長につながっています。

まとめ

通級指導教室に二人の子供を通わせている実体験をもとにメリット・デメリットと実際に行われた指導内容をご紹介しました。

通級指導教室に行けてよかったと個人的に思うのは、子供に対する自分自身の態度の見直しができたことです。

通級の先生たちは、子供たちを否定する言葉は一切使いません。

注意はされますが、怒ることはまずありません。

子供の行動を観察し、受け入れ肯定し、必要があれば本人に考えるきっかけを与える、子供のペースに合わせて待つ、話をしっかり聞いて理解する姿勢を子供に見せる…

自分に持ち合わせていなかった子供への接し方をたくさん教えてもらっています。

管理人
管理人

仕事と通級の両立は本当に大変で、「今日の通級面倒臭い…」と思ってしまうこともありますが、私や子供たちにとってはデメリットよりメリットのほうが遥かに大きく、子供の成長に欠かせない環境になっています。

市町村やその学校によって指導内容やシステムは様々なので、詳しくはお住まいの地域の窓口に確認されてくださいね。

この記事を書いた人
めぐみ

小学生と中学生の息子をもつワーママです。「ゆるく楽しく」をモットーに、スローライフを夢見てドタバタな毎日を送っています。軽度の発達障害の特性を持つ子供たち、工夫次第で伸びしろが大きいことに気付き子育てがガラリと変りました。超イライラ子育てから卒業した私の工夫や考え方、失敗などを綴ります。※このブログにはプロモーションを含みます。アマゾンアソシエイトとしても適格販売により収入を得ています※

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